お知らせ
・2023年5月から海外ドナーを用いた角膜移植(保険適応あり)を開始しました。
・2023年7月から縫わない翼状片手術を開始しました。
・2023年9月から新しい白内障手術機械(CENTURION®ACTIVE SENTRY®)を導入しました。
・2024年8月 多焦点眼内レンズ(選定療養費)の費用を改訂しました。
・2024年8月 白内障両眼同時手術を開始しました。
・2024年10月 慶應義塾大学病院から緑内障専門医が赴任するため緑内障外来を開始しました。
・2024年11月 水晶体再建術併用眼内ドレーン手術(iStent inject W®)を開始しました。
概要
白内障手術(日帰り・入院)をはじめ、角膜専門外来・網膜硝子体専門外来・緑内障外来など総合病院ならではの幅広い眼疾患に対応できるように診療体制を整えています。
対応可能な治療
白内障手術(多焦点レンズ、乱視用レンズ、焦点進度拡張型レンズ対応可)・水晶体再建術併用眼内ドレーン手術(iStent inject W®)・硝子体手術・角膜移植術・緑内障手術・羊膜移植術・翼状片切除術・結膜弛緩症手術・結膜嚢胞切除・霰粒腫摘出術・硝子体注射・各種レーザー治療(PDT・YAG・PRP)・ステロイドパルス治療・涙点閉鎖術、涙点プラグ・眼瞼痙攣ボトックス治療
未対応な治療
涙道内視鏡検査及び手術、斜視手術(休止中)
外来診療担当表
医療連携について
毎日、多数の御施設よりご紹介させて頂いております。基本的には、術後経過のよい患者さんは、御紹介頂いた御施設に逆紹介をさせて頂いております。網膜剥離等の緊急疾患も扱っております。お電話を頂けましたら対応いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。
また、毎日初診患者さんを受け付けておりますので、紹介状をお持ちの方は、お電話で予約をしてからの御来院をお勧めいたします。その場合、優先的に検査・診察をさせて頂きます。
トピックス
2022年
・羊膜移植施設の認定を受け、羊膜移植を開始しました。角膜化学外傷の急性期・再発翼状片・遷延性上皮欠損などに有効です。
・重症ドライアイに対しては自己血清点眼、涙点プラグ挿入に加えて、涙点閉鎖術を開始しました。
・感染性角膜潰瘍では当日に塗抹検査を行える体制を整えました。
・翼状片手術は初発だけではなく、再発翼状片にも対応可能になりました。
2023年5月
・米国から輸入した海外ドナー(待機期間最短1週間)を用いた角膜移植を開始しました。
適応疾患は水疱性角膜症、円錐角膜、角膜混濁、角膜ジストロフィーなどで、全層角膜移植、深部層状角膜移植、表層角膜移植、角膜内皮移植など多くの術式に対応可能です。術後の経過観察は近医の先生方にフォローアップの手引きも用意していますので、日本全国どこからの紹介も受け入れています。
・入院期間は約2週間です。局所麻酔または全身麻酔にて行います。
・角膜移植はすべて保険診療で行っています。窓口で支払う医療費が1か月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」の対象となるため患者さんの負担を大幅に軽減することが可能です。
2023年6月
白内障手術において多焦点眼内レンズ(選定療養費)の取り扱いを開始しました。
・多焦点レンズはいわゆる遠近両用のレンズのことで、老眼鏡をかける機会が減るなど利便性が向上します。
・選定療養とは、患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額自己負担となります。多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、当院では選定療養の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
・保険診療の通常の単焦点レンズでも2023年3月から新しい角膜形状解析機(CASIA2®)を導入したため、より正確な乱視矯正が可能となり術後の視力が向上しました。
多焦点眼内レンズの種類 | 金額 |
クラレオンパンオプティクス トリフォーカル | 22万6070円 |
クラレオンパンオプティクス トリフォーカル AutonoMe | 22万6070円 |
クラレオンパンオプティクス トリフォーカル乱視用 | 25万2470円 |
クラレオンパンオプティクス トリフォーカル乱視用 AutonoMe | 25万2470円 |
クラレオンヴィヴィティ Extended Vision AutonoMe | 22万6070円 |
テクニス シナジー | 22万6070円 |
テクニス シナジートーリック | 25万2470円 |
ファインビジョンHP | 21万9470円 |
2023年7月
・縫わない翼状片手術を開始しました。翼状片は切除後に結膜弁を縫合することで再発率が軽減しますが、組織接着剤を用いることにより縫合が不要になりました。従来の縫合糸を用いた場合と比較し、再発率の軽減、疼痛の軽減、手術時間の短縮などが報告されています。
2023年9月
・新しい白内障手術機械(CENTURION®ACTIVE SENTRY®)を導入しました。コンピューターに制御された眼圧安定システムの搭載により、従来の機種より手術の安全性・安定性・効率性の向上を実現しています。
2024年1月
・使用できるレンズ(クラレオンヴィヴィティ Extended Vision AutonoMe)がさらに増えました。クラレオンヴィヴィティは波面制御型焦点深度拡張眼内レンズであり、単焦点眼内レンズと同程度まで軽減されたグレア・ハローと、遠方から実用的な近方距離まで、切れ目の無い優れた見え方を提供できるとされています。
2024年8月
・白内障の両眼同時手術を開始しました。日帰り、入院ともに対応可能です。(現時点では三田村医師のみ対応しております。)
2024年11月
・水晶体再建術併用眼内ドレーン手術(iStent inject W®)を開始しました。低侵襲で白内障手術と同時に緑内障の治療を行う手術です。チタン製のステントを挿入して眼圧を下げます。緑内障治療を行っている患者様で、白内障手術ご希望の方は三田村医師または滝澤医師にご相談下さい。
患者様へのお願い
・検査の目薬である散瞳薬を使用すると5時間程度見えにくくなります。眼科の通院の際にはご自身での運転による自動車や自転車での来院は原則控えていただくようにお願いします。
・どうしても自動車で来院される場合は必ず担当医に次回自動車で来院していいかの確認をお願いします。
・とくに、急な症状の変化がある場合は、検査の都合上、自動車での来院は控えてください。