概要
川崎市・横浜市鶴見区・東京都大田区で血液内科をお探しでしたら、川崎市立川崎病院に御相談下さい。
川崎市立川崎病院血液内科は地域のニーズに応える「みんなの血液内科」を目指します。
当院は日本血液学会研修認定施設、慶應義塾大学医学部血液内科連携診療施設です。
地域の基幹病院として、チームが一丸となって、質の高い医療の提供に努力します。
患者さんご紹介方法
新規の患者さまやご紹介の方は、月曜〜金曜まで平日は毎日受け付けております。
対象疾患
当科は、リンパ節の腫れ、白血球・赤血球・血小板それぞれの減少と増加、改善しない貧血、出血しやすさ、血栓傾向などの原因精査および治療を行っています。
- 悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫)
- 骨髄異形成症候群
- 急性骨髄性白血病
- 急性前骨髄球性白血病
- 慢性骨髄性白血病
- 骨髄増殖性腫瘍(真性多血症・本態性血小板血症・骨髄線維症)
- 好酸球増多症候群
- 骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍(慢性骨髄単球性白血病など)
- 急性リンパ性白血病
- 慢性リンパ性白血病と類縁疾患
- 成人T細胞白血病・リンパ腫
- 多発性骨髄腫
- 単クローン性高ガンマグロブリン血症
- 原発性マクログロブリン血症・原発性アミロイドーシス
- 免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病)
- 鉄欠乏性貧血
- 巨赤芽球性貧血・ビタミンB12欠乏性貧血
- 微量元素欠乏性貧血
- 再生不良性貧血
- 赤芽球癆
- 自己免疫性溶血性貧血
- 寒冷凝集素症
- 遺伝性球状赤血球症
- 発作性夜間ヘモグロビン尿症
- 出血性疾患
- 血栓性疾患(プロテインS欠損症・プロテインC欠損症・アンチトロンビン欠損症)
- 慢性活動性EBウイルス感染症・EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症
また、手術前検査で判明したAPTT延長等の血液凝固異常に関するコンサルテーションにも積極的に対応しております。
外来診療担当表
医師紹介
氏名 | 役職 | 専門 | 資格 |
---|---|---|---|
定平 健 (サダヒラ ケン) |
血液内科部長 血液疾患センター所長 腫瘍内科部長 化学療法センター所長 内科兼務 井田病院血液内科兼務 |
内科全般 造血器腫瘍 血液疾患一般 がん薬物療法 |
日本内科学会認定内科医・指導医 日本血液学会血液専門医・指導医 日本臨床検査医学会臨床検査管理医 日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医 日本老年医学会高齢者栄養療法認定医 日本医師会認定産業医 難病指定医 小児慢性特定疾病指定医 緩和ケア研修会修了者 厚生労働省臨床研修指導医 慶應義塾大学非常勤講師 医学博士(慶應義塾大学) |
岡山 幹夫 (オカヤマ ミキオ) |
血液内科医長 内科兼務 |
内科全般 造血器腫瘍 多発性骨髄腫 血液疾患一般 |
日本内科学会認定内科医・指導医 日本血液学会血液専門医・指導医 緩和ケア研修会修了者 難病指定医 厚生労働省臨床研修指導医 医学博士(慶應義塾大学) |
神谷 高博 (カミヤ タカヒロ) |
副医長 |
内科全般 |
理念・特徴
- 「提供する医療の質・有効性・効率性を常に評価しながら、新たなエビデンスにより診療を変革し、ケアを見直すこと」をモットーにしております。
- 有効な治療を行うには、確かな診断が極めて重要です。当科では血液病理を専門とする病理医と緊密に連携して正確な病態把握に努めております。
- 診療は日本血液学会認定血液専門医と内科・総合内科所属医師があたります。内科専攻医は総合的な能力を養うため内科1科として入院患者さんの診療にあたり、血液疾患患者さんの診療は血液専門医が指導を行います。
- 造血幹細胞移植が必要となる場合は、日本造血細胞移植学会認定移植施設と連携いたします。
- 外来での定期的な輸血に対応しており、慢性貧血に対する赤血球輸血や血液疾患に伴う血小板減少症への血小板輸血を行っております。在宅医療を受けられている患者さんが定期輸血を必要とする場合、往診医と連携して、当院外来で輸血を行います。
- 定期的に病棟カンファレンスを行い、情報共有と治療・看護計画の見直しを行っております。
- 血液疾患センター(14階南病棟)にはISOクラス6以上(米国連邦規格クラス1000以下)の空気清浄度を保ったクリーンルーム個室5床を用意しています。すべての部屋に滅菌水を供給し、3床は室内にシャワールームを設置しています。4床のトイレは自動尿流量測定機能付きで、患者さんの尿量測定の負担軽減、看護師の抗がん剤曝露リスク低減を図っています。
当科を受診される方へ
- 外来は予約制ですが、待ち時間が長時間となる場合があります。外来診察と併せて、入院患者さん・外来化学療法に対応しておりますので、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
- 担当医が休診・不在の際は総合内科で対応となります。
- セカンドオピニオンをご希望の方への対応も行っています。
- 当科に通院中の方で、夜間や土・日曜日、祝日に急に具合が悪くなった場合には、当直医が対応いたしますので、来院前にお電話でご連絡ください。
医療機関の方へ
- 地域のニーズに応える「みんなの血液内科」を目指しています。血液疾患が疑われる場合、鑑別を目的とした医療機関からの転院を応需いたします。お気軽にご相談ください。血液疾患の除外や難しい病態の方の確定診断後に再度、紹介元の医療機関にお戻りいただくことも可能です。
- 地域の医療機関と協力して、地域完結型医療を実践いたします。
主な検査・医療機器
- 血液検査、尿検査、細菌・真菌・抗酸菌検査、単純X線写真、CT、MRI、PET-CT、核医学、血管造影、腹部・心臓・血管超音波検査、消化管内視鏡検査、カプセル内視鏡検査、骨髄検査、呼吸機能検査、リンパ節生検を行います。
- 超音波およびCTガイド下針生検は放射線診断科に依頼いたします。
- 悪性リンパ腫の正確な診断のため、病理組織免疫染色・フローサイトメトリー・染色体検査・遺伝子検査を行っております。
治験・臨床研究について
当病院は、日本血液学会が行っている疫学調査「血液疾患登録」に参加しています。この疫学調査は、新たに血液疾患と診断された患者さんの病名やその後の経過を調査することによって、血液疾患の発生頻度、地域差、年次推移など明らかにし、各疾患の原因究明や治療法の解明に役立てることを目的としています。
ある患者さんが血液疾患と診断された場合、その病名が登録センターにインターネットを介して登録されます。
また、登録されてから5年までの間、1年ごとにその時点での患者さま状態(転帰)が報告されます。
その際に、患者さんのお名前や住所などの個人情報が外部に漏れることはありません。
もし、ご自分の病名や転帰が、このような疫学調査に利用されることを希望されない場合は担当医にその旨をお伝えください。
希望されない場合は、その患者さまの病名が登録されることはありません。また、いったん登録がなされた後であっても、登録を撤回することも可能です。
専攻医募集について
- 川崎病院の内科研修は、各分野を期間を決めてローテーションする研修ではなく、「内科1科」で、マルチモビディティ患者の主治医として全人的医療を提供する能力を習得していく点が特徴です。専攻医は年間を通して、血液疾患の診療に携わりながら、併存疾患についても各分野のスペシャリストの指導を受けることができます。川崎病院はコモンディジーズから稀な疾患まで症例が豊富である点も特徴です。血液疾患の診療に継続的に関わりスペシャリストの基本を身につけながら、内科の総合力を養いたい意欲的な皆さんの応募をお待ちしています。
- お問い合わせや個別病院見学は随時、受け付けています。詳細については、下記リンクの採用情報ページをご覧下さい。
- 川崎病院血液内科の週間予定表
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 午前 ミーティング ミーティング ミーティング ミーティング
症例検討会
抄読会・回診ミーティング 午後 内科グランド
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カンファレンス病棟多職種
カンファレンス