18F-FDG PET-CT検査について
この検査は18F-FDG(フルデオキシグルコース)という検査薬を注射した後に撮影を行い、細胞の状態や働きをみる検査です。がんや心臓・脳の病気の診断に役立ちます。
PET-CTは、共同利用のお申し込みを受け付けております。詳しくは、患者総合サポートセンターのページをご参照ください。
18F-FDG PET-CT検査とは(がん検診)
PET-CT検査で使われる18F-FDGは、放射性核種のフッ素(18F)で標識された、ブドウ糖によく似た構造の薬剤です。がん細胞はブドウ糖の代謝が活発なため、正常な細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込みます。この性質を利用し、がん細胞が18F-FDGを取り込む様子を画像化することで、がんの有無や位置を調べることができます。
検査の流れ
検査にかかる時間は2時間程度です。検査が終わるまで検査室を出ることはできません。
※検査時はネックレス等の貴金属類や金属・ボタンなどのついた衣服や下着はお取りいただきます。
検査の安全性について
日本における自然放射線による被ばくは2.1mSv(ミリシーベルト)です。
PET-CT検査はPET検査とCT検査を連続で行うものです。18F-FDGによるPET検査1回の被ばくはおよそ2.1〜4.9mSvで、PET-CT検査の場合はそれにCT検査分が加わり8.5〜17.5mSvとなります。
この被ばく量では、健康に影響を起こす心配はないと考えられます。
18F-FDG PET−CT検査を受ける前の注意
検査前の食事制限について
食事の影響を強く受ける検査です。食事制限は必ず守ってください。
検査当日 朝食 | 検査当日 昼食 | |
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午前検査の方 | 禁食(水のみ可) | 検査後、通常通り |
午後検査の方 | 検査の5時間前までにすませてください | 禁食(水のみ可) |
検査前の運動と糖尿病薬の制限について
- 日常生活で介助が必要な方は、検査中どなたかのお付き添いを必ずお願いします。
- ペースメーカーおよび植込み型除細動器(ICD)が植え込まれている方は、必ず手帳をお持ちください。
- 下剤内服中の方は、検査前日より服用しないでください。
- 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方は、主治医にご相談ください。
- 同居中の方で妊婦または乳幼児がいる場合、注射後12時間は密接な接触を避けてください。
- 授乳中の方は、注射後24時間は授乳を控えてください。
- ご都合により検査を受けられない場合や、予約時間に遅れる場合には必ずご連絡ください。
- ご不明な点、ご不安に感じる点がありましたら、お気軽に検査スタッフにお尋ねください。