脳腫瘍センター開設のお知らせ

当院は、令和6年12月1日に脳腫瘍センターを開設しました。 脳腫瘍センターの開設により、地域の脳腫瘍患者様のQuality of life(QOL)を可能な限り維持できるような、ご家族などサポートいただける周囲の方々に対して満足いただけるような適切な治療を提供できるよう邁進してまいります。

特徴

当院の脳腫瘍センターは、脳腫瘍全般を対象としておりますが、転移性脳腫瘍により強みを有している施設です。大学病院に引けをとらない手術支援技術を多く取り入れています。

症状が出現した、大きな腫瘍であれば多くは手術で摘出することになりますが、まだそれほど大きくない腫瘍であれば、定位放射線治療を含む放射線治療も当院で施行可能です。定位放射線治療であれば、最短で1泊2日、長くとも3泊4日で退院可能で、身体的な負担も少ないため、早期の社会復帰が可能となります。


また、当院の脳腫瘍センターは、転移性脳腫瘍に対する髄注化学療法にも力をいれています。頭痛や嘔気など生活に支障がでる症状が認められる患者様に対し、髄液中に抗がん剤を注入することで、症状が軽減し、余命を延ばす効果が期待されます。


個々の患者様、ご家族などサポートいただける周囲の方々の置かれる状況に応じ、相談の上、最適な治療法を提案させていただきます。

受診の流れ

治療の経過、CTやMRIなどのデータ、及び診療情報提供書・紹介状を持参の上予約をお取りください。 もし、ご用意できなかった場合は、改めて当院で検査させていただく場合がございます。 腫瘍かどうか診断に悩ましい症例であっても、気兼ねなく申込いただいて結構です。